埼玉西武ライオンズは2月13日、同球団の試合チケットを転売できる公式サイトを3月12日にオープンすると発表した。ウェイブダッシュが運営する「チケット流通センター」内に開設する。チケットを適正価格で取引できる場を設け、不正転売を防ぐ。
リセール価格は最低500円(税込)。券面に記載された価格に、1500~5500円を上乗せした金額を上限にしている。サイト運営側はこれらとは別に、出品者と購入者から手数料を取る。
>券面に記載された価格に、1500~5500円を上乗せした金額を上限にしている。
上記内容ですが、チケットの金額に応じて手数料の設定ができるようになっていますが、ここまできたらなぜ、購入金額の手数料に設定をしないのか?と思ったりしています。チケットの不正転売禁止法では1円でも利益を出してしまうとOUTなので、手数料を販売者で設定しているところに意味がないように感じますが、このような仕組みが出来上がってきていることは良いことですね。
チケット不正転売禁止法とは
「特定興行入場券の不正転売の禁止等による興行入場券の適正な流通の確保に関する法律」(略称チケット不正転売禁止法)が平成30年12月14日に平成30年法律第103号として公布され,令和元年6月14日から施行されました。
「特定興行入場券」とは
不特定又は多数の者に販売され、さらに以下の1~3の全てに該当する興行入場券
- 興行主等が、販売時に、興行主の同意のない有償譲渡を禁止する旨を明示し、かつ、その旨を当該入場券の券面等に表示しているもの
- 興行が行われる特定の日時及び場所並びに入場資格者又は座席が指定されているもの
- 興行主等が、販売時に、入場資格者又は購入者の氏名及び連絡先を確認する措置を講じ、かつ、その旨を当該入場券の券面等に表示しているもの
「興行」とは、「映画、演劇、演芸、音楽、舞踊その他の芸術及び芸能又はスポーツを不特定又は多数の者に見せ、又は聴かせること(国内の興行に限る。)」をいいます。「興行主等」とは、「興行主又は興行主の同意を得て興行入場券の販売を業として行う者」をいいます。「興行入場券」には、紙媒体だけでなく、QRコードやICカードのチケットも含まれます。
「不正転売」とは
興行主の事前の同意を得ない特定興行入場券の業として行う有償譲渡であって
販売価格を超える価格をその販売価格とするもの
業としてとは
一般に、反復継続して、社会通念上、事業の遂行とみることができる程度のものをいう、などと解されています。業者でなく個人であっても、反復継続の意思があり不正転売に該当すると判断される場合がありますのでご注意ください。
とあります。
1円でも高く売らないように気を付けていきたいものですね。
昨年、西武ライオンズでは
埼玉西武ライオンズは、営利目的の転売行為や転売チケット購入者の来場を禁止する措置をとり、昨シーズンには転売を行ったファンクラブ会員など70人以上を退会処分にしたという。新たに公式サイトも用意し、不正転売対策を強化する。
年間で70名以上なのでかなり力を入れてきていますね。
「埼玉西武ライオンズ公式 チケットリセール by チケット流通センター」
2020年3月12日(木)オープン予定
- ご利用できるチケット
- ・価格が記載されている紙チケット、Quick Ticket
・決済完了済みの発券番号
・シーズンシート
・ユニフォームなどのグッズ特典付きの企画チケット
・各種優待価格で購入済みのチケット
- ご利用できないチケット
- ・各種招待券やLポイントで引き換えた無料のチケット
・券面に価格が掲載されていないチケット
・2020年オープン戦観戦チケット
・駐車場事前予約券
・イースタン・リーグ公式戦の観戦チケット
・転売目的や営利目的で購入されたチケット
・買い手指定の専用出品のチケット
・チケットの割引券
・その他当社が指定するチケットや引換券
- リセール価格
- お持ちのチケットに応じたリセール可能価格(下限・上限あり)
- ご利用手数料
- リセールチケットの出品者および購入者の双方に所定の手数料がかかります。
※3月中旬より利用手数料0円キャンペーン実施予定
- 備考
- ※ご利用にはチケット流通センターの会員登録が必要です。
※チケットを出品する方は本人確認が必要です。
※シーズンシートは観戦に行けなくなった試合を対象に「試合日程に応じた一般前売り価格」を基にリセールチケットの価格が決定します。
※埼玉西武ライオンズ1軍公式戦が対象となります。イースタンのチケットや各種イベント参加券等は対象外となる予定です。
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パ・リーグでは転売禁止の波が来ているがセ・リーグは…
北海道日本ハムファイターズ、千葉ロッテマリーンズ、オリックス・バファローズが公式の取引サイトを19年8月にオープンしており、パ・リーグ内では対策を講じている状況になっています。一部セ・リーグのDeNAではチケットの転売に力を入れていますが、一番問題の広島カープではどうでしょうか。
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今後は間違いなく、各球団でチケット転売の策を講じてくることになると思うので、良い結果となり、本当に野球を見たい人にチケットが渡ればと思っています。